【WEBマーケター】「グロースハック」に関連するオススメ書籍6選(Kindle)
シリコンバレーで最もセクシーと呼ばれている職業、それはグロースハッカーだ。
グロースハッカーとは何者か?
ユーザー獲得担当エンジニアとも呼ばれる彼らですが、簡単に言えば、広告予算・マーケティング予算などを使わずに事業を成長させる者たちのことです。
ここ数年で日本でも以上な普及率を見せているTwitter、Facebook、Dropbox、Airbnb。彼らがここまで成長したのは決して根幹となるアイデアの力だけではありません。
マーケターとしての分析力とエンジニアやデザイナーとしてのクリエイティブさを併せ持つ彼らの力があってこそ為し得た功績だと言えます。
彼らの需要は、ソーシャルメディアが普及し続け、個人のブランディングやスモールスタートの事業のニーズが高まっている状況下において、より一層高まるでしょう。
Kindleで読める書籍を7冊紹介
ということで、Kindleで読める書籍を7冊紹介します。グロースハックに関する書籍はまだまだ少ないです。というか、「分析力」「デザイン」「エンジニアリング」の3点を学ぶ必要があるので、それぞれに精通した書籍を読むのが良いかと。
1.グロースハック 予算ゼロでビジネスを急成長させるエンジン
本書では、グロースハック思考に必須のフレームワークである「AARRR(Acquisition、Activation、Retention、Referra、Revenue)」や、ユーザーグロースを生み出す「グロースエンジン」の仕組みなどグロースハックの概念の解説から、貴重な国内グロースハック事例を徹底取材して紹介しています。また、もはやグロースハックの古典とも言うべき海外事例については、各章最後にコラムとして掲載。グロースハックの概念から実践まで、具体例を引きながら網羅的に解説しています。
グロースハックの概念はまだまだ定義付けが曖昧な部分もありますが、この書物では実例を多く取り上げているので、現在グロースハックに取り組んでいる方からすれば、参考になる部分も多いはずです。
2.グロースの時代 ヤフー、フェイスブック・・・で実践したビジネスを成長させるマインドとは
グロースの時代 ヤフー、フェイスブック・・・で実践したビジネスを成長させるマインドとは (角川書店単行本)
- 作者: 森岡康一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/09/12
- メディア: Kindle版
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80万人→2000万人という未曽有の成長を実現した、フェイスブックの方法とは? その立役者である著者が、話題のキーワード「グロース・ハック」への誤解を解きながら、仕事をグロース(成長)する本質を説く。
グロースハックの本質を著者自身の体験談をもとに綴られている。基本的には、著者が体験した話が書きつられており、後半はビジネスマンとして、という話が中心になっていたりする。個人的には、この本をテクニック本として読むのではなく、あくまで実際にグロースハックをした人の思考法や行動などからヒントを得る際には手にとって欲しい。
3.リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
- 作者: エリックリース
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2013/09/11
- メディア: Kindle版
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シリコンバレー発 注目のマネジメント手法
リーン・スタートアップとは、新しい製品やサービスを開発する際に、作り手の思い込みによって顧客にとって価値のないものを作ってしまうことに伴う、時間、労力、資源、情熱のムダをなくし、時代が求める製品・サービスを、より早く生みだし続けるための方法論です。
シリコンバレーで挑戦している人たちや過去の成功者たちがこぞって参考にしたという著者の自身が体験した起業における成功論と失敗論が書かれています。ページ数が400P以上なので、完璧に読もうとすると時間がかかるが、目次で気になった部分から読み始めることをすすめます。 起業や新たなイノベーションの成功率はとても低いが故に、検証と学びを繰り返すことの重要性を説いています。
4.グロースハッカー
本書は、グロースハッカーの手法とマインドセットをわかりやすく解説。
ドロップボックスやツイッターなどの事例に加え、第2版ではアマゾンなどの事例も追加しました。クックパッドの加藤恭輔氏の解説も改訂し、
最新事例を盛り込んでいます。
初版が存在する書籍です。自分たちに馴染みの深いクックパッドの事例から、amazonやDropboxなどの世界的な企業の事例が盛り込まれています。第2版では、FAQ集や参考にすべき書籍の紹介などが更新されておりパワーアップしています。第2版からでも問題ないと思います。
5.ITビジネスの原理
Googleを辞めて、なぜ楽天へ?
マッキンゼーなど11職を渡り歩いた男が今、選んだのは日本の老舗IT企業だった――。
ネット登場から20年。普及期を終えたITは、もはや印刷や農業などあらゆるビジネスを書き換える成功原理である。
数々のIT企業にいたからこそ知り得た、ITビジネスの原理をこの一冊で圧縮体験する。パズドラ月130億円、LINE3億人、なぜ大成功したのか?
Facebookはなぜマネタイズに苦しむのか?
Googleグラスに秘められたウェアラブルの本質とは?
LINEスタンプとiモード絵文字に共通する仕組みとは何か?
Amazonと楽天の決定的な違いはどこにあるのか?
Yahoo!が勝ち取った「純粋想起」の原理とは?
webについて整理する本、今更聞けないLINEの成功の秘密。Amazonと楽天は何が違うかなどは知っておく価値あり。筆者自身数々のIT企業を転々とし楽天の執行役員となった今BtoCのビジネスについて丁寧にわかりやすく綴った書籍。BtoC事業を考えるている人は一度は手にとってみるべし。
6.ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
空飛ぶ車が欲しかったのに、
手にしたのは140 文字だ
「もし本気で長期的な人類の発展を望むなら、
ただの140 文字や“永遠の15 分” を超えた未来について考えなければならない。
ZERO to ONE はシリコンバレーを教科書に、
難題を克服してこれまで存在し得なかった偉大な物事を築きあげるための本だ」 by Peter Thielたとえば、日本が「失われた20年」と言われている間に、世界のイノベーションを引っ張っているのはアメリカ、特に西海岸のシリコンバレーだ。アップルやフェイスブックといった名前がすぐに思い浮かぶけれど、数多のスタートアップが起業しては消えていく世界でもある。
そんな中、次々と成功する企業を立ち上げる起業家集団がある。
オンライン決済サービス・ペイパルの初期メンバーとして繋がりが深く、現在もシリコンバレーで絶大な影響力を持つことから「ペイパル・マフィア」とも呼ばれる彼らは、ご存知ユーチューブ(YouTube)をはじめ、電気自動車のテスラ・モーターズや民間宇宙開発のスペースXからイェルプ(Yelp!)、ヤマー(Yammer)といったネットサービスまで、そうそうたる企業を立ち上げてきた。
本書はそのペイパル・マフィアの雄、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った待望の起業講義録である。
先述したリーンスタートアップを否定する書物。「販売も製品と同じくらい大切」「競争するな」という主張が綴られている。テクニック本というよりはこれからビジネスを考えている人に向けた哲学のような書物。
以上、グロースハックに関係しそうな書物を取り上げてみました。個人でブログを稼ぐ人たちや、スモールスタートで難なくビジネスが始められる時代になった今だからこそ、グロースハックという技術に着目してみてはいかがでしょうか。(と偉そうなことを言いつつ自分も勉強します。)
んでは。