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【ブログ初心者向け】アリストテレスの弁論術からライティングのコツを学ぼう!

f:id:im0man:20150316133242j:plain 「手は、道具の中の道具である。」古代の哲学者アリストテレスが残した格言の一つです。皆さんがもしライティングを身につけるのであれば、彼が提唱した弁論術を参考に「相手を説得する文章」を作りましょう。

弁論術とは?

f:id:im0man:20150316133719j:plain 弁論術とは、修辞学とも呼ばれ弁論・叙述の技術に関する学問分野であり、雄弁術・弁論術・説得術とも呼ばれます。*1 古代ギリシャにおいては、市民同士の議論や裁判などが活発化し始めていたこともあり、相手をいかに説得するか?という技術が重宝されていたのです。

相手を説得する弁論術には3つ要素があります。それは「説得立証」「配列法」「修辞法」から成り立ちます。相手に伝わりやすい記事を作るためには押さえておく必要がありますので、参考にしてみてください。

説得立証

相手を説得するために要素として最も重要なポイントです。根拠を集めことを指します。最も簡単なのは数字で指し示してあげるのが良いでしょう。古代においても相手を説得する際は「数字」や「客観的な事実」は非常に重要だったようです。

配列法

これは要するに、記事執筆にしろ、ビジネス資料にしろ、プレゼンにしろストーリーが大切ということです。構成の流れとしては以下になります。

序文(背景)
まずは、「何について話すのか?」「なぜそれを話すのか?」という所から始めましょう。導入部分で背景を話すと読み手に共感を生みやすい状況を作ることが出来ます。

論題提起(問題提起)
序文で述べたテーマに対しての自分の問題意識をぶつけましょう。疑問でも構いません。

説得立証
問題提起した事柄の根拠を述べましょう。これは先述した相手を説得させるための証拠集めに該当します。ここで注意しなければならないのは主観になってしまうと説得力が格段に下がってしまうということです。客観的な事実を収集しましょう。

結果(まとめ)
最後はまとめです。これは序文で述べたことを再度繰り返すこととほぼ同義です。「〜だから◯◯なのです。」最後にこの一言を言うためにもしっかりとこの前段階の証拠集めをしておきましょう。

修辞法

これは、表現方法のことです。つまり、相手にいかに伝わりやすいようにするか?です。そのための技術としては、以下のようなものが挙げられます。

たとえ話
読み手は初心者であることが多い為、専門用語を使わずどんな人でも理解出来るように、たとえ話を使うのは非常に有効な手です。その他にも諺を用いることも有効です。

引用
自分の言葉で表現することが難しい場合は、分かりやすく書いている人の文章を拝借してましょう。特に専門家の文章を引用をすると説得力も増します。ただし、引用する場合は引用元のサイトが無断での転載を禁止していないか気をつける必要があります。

文法
「主語述語」「てにをは」「段落付け」「簡潔な文章」基本的なものから意識してみましょう。ブログなどで使うライティングであれば、学術論文を執筆するわけではないので、本当に基礎的なもので十分です。

まとめ

ブログ上級者からすれば、かなり基本的なことだと思います。ですが、僕もそうですが、ブログを始めたての人は「自分の書きたいことを書く!」ということで頭いっぱいになってしまいがちです。とはいえせっかく時間を割いてブログを更新するのであれば多くの人に見てもらえた方が楽しいです。ですのでまずは、落ち着いて古代から続く「基礎」を取り入れてみましょう。

/im0man

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