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ゆとり3.0

実験ブログ-WEBとシェアハウスと時々せんぺろ-

最近「闇」をまとっているんじゃなくて、着こなしている可能性に関して

ヒマツブシ 渋谷区広尾

f:id:im0man:20150416141329j:plain 今日も何気ない、ただただ普通の日常が始まろうとしている。花見シーズンも終わったし、別に街ではお祭りが開催されているわけでもない。誕生日でもない。ただの、ごく平凡で、大衆的で、一般的な日常。

昔から、1人で出歩くことや、ぼ〜っと部屋の隅っこで体育座りをしていることは多かった。友達がいない、というわけでもない。
先日も友達から「ヒラギノちょうだい。」と僕のパソコンの中に入っているフォントをねだってくるLINEもきた。全くしょうがない奴だ。

僕が広尾に引っ越したと、聞きつけた友達からは、「新居でのルームシェア生活はどや。楽しすぎて社会的弱者の吉本のことをふと思い出すことは毛頭ない。そういうことなのか?」というお祝いの言葉ももらった。いずれにしても、友人関係は良好だ。

それでも、1人でいることもとても好きだ。

先日も、恵比寿駅のバス停にあるベンチに座り、通り過ぎていく人々を観察していた。1時間は座っていただろうか。
やっぱり都会は美人な人が多いし、少し奇抜な服装の人、俯き加減なサラリーマンなど、いろいろな人がいる。
本格的に春も近づいたからか露出の多くなった服装の人たちが、男女ともに見受けられた。



「そうか、もう春か。」




f:id:im0man:20150416141357j:plain その日は、そのまま恵比寿付近を日が沈むまで歩き回った。こんな日があってもいい。
人生とは長く、そして辛いことも多い。だからこそ、こうやって心をからっぽにして過ごす時間というのも大切だと思うのだ。


そして、1人で飲み屋に立ち寄り、カウンター席で串焼きをつまみに熱燗を飲んだ。複雑な人間関係や、都会の喧騒に揉まれ、疲れ切った心を洗い流してくれる瞬間。誰にも邪魔されず自分だけの世界に入り、自分の好きなつまみと酒を飲む。ただそれだけの時間。周りのことは気にならない。
隣のおじさんがうつ伏せになりながら「またやっちまった・・・なんで懲りないんだ俺ってやつぁ」と、何かに悔いていたが別に気にならない。
何気なく視線をカウンター席から外すと、少し遠目の席にいたおじさんが虚ろな目でじっとこっちを見つめていた。でも、別に気にならない。

店を出ると、ほとんどの人が終電に向かってせわしなく歩いていた。

そうか、もうこんな時間か。

でも、こういう日があってもいい。ただ流れ行く時間に身を任せる、そんな日があってもいい。


f:id:im0man:20150416141441j:plain そして、1人遊びの楽しみの1つである、漫画喫茶へと足を運んだ。

閉ざされた空間の中にはパソコンとリクライニングソファ、そして照明というシンプルな作り。そんな空間に身を委ね、心ゆくまで漫画を読むというだけの機械に自分を変えてくれる場所。
深夜で、かつトイレ付近だからか、漫画を読んでいると、「ッウゥオゥエッ!」という奇妙な声とともに、何かが水に触れるバチャバチャとした音が聞こえるが、それもまたいい。


6時間のナイトパックを使い、5時間くらい漫画を読んだところで自然と瞼が閉じていく。
たった1時間ほどしか眠ることは出来ないし、ベッドで寝ているわけでもないので、身体中が痛みに襲われ疲れが全く取れないことになるのだが、それもまた漫画喫茶の良さだろう。

そして、起きる時には、店員や周りの利用者の足音やちょっとした物音で自然と目がさめる。
目覚ましをかける人たちもいるが、漫画喫茶に通い詰めている人たちは、バイブ音や、BGMを流したとしてもとても小さい音に設定してくれている。「波の音」みたいな優しいメロディにしてくれる人も多い。
そう、お互い快適に過ごしたいという目的が一致しているからか、漫画喫茶では奇妙な連帯感が生まれる。自分は世界の一部であり、世界もまた己の一部である。まるでそう言わんばかりだ。

だからこそ、たった1時間の睡眠だとしても安心して眠ることが出来る。


今日1日のことを振り返りながら、瞼を閉じた。








1時間後。












ちょちょちょちょ、ちょっと待て!うぉにさーん!フー!







女「ちょwwwヤバイって!www早く消しなよもうwww」
男「っべ!wイヤホンつけるの忘れてたwwwゴレライやべwww」
女「マジうけるwwwてかラッスンゴレライや・ば・す・ぎwww超ウケるwww」
男「え?え?なんて?www」
女「ちょwwwwやめてやめてwwwはらいたいwはらいたいwww」
男「てかはやく消せ消せwww」






ガンガンガンガンッ!ダダダンッ!!!

僕「スパイダーフラッシュロリサンダぁあああああ!消えろボゲぇえええええっっ!!!!」





■ ■ ■

KYカップルに制裁を喰らわせた後、ハンガーにかけてあったジャケットを羽織り、男は、まだ薄暗い街へと去って行った。羽織っていたジャケットの色が黒だったためか、その色はまるで闇夜と同化して見えた。


そんな葉桜が舞う、春の終わりの夜の出来事。

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/im0man

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