ゆとり3.0

実験ブログ-WEBとシェアハウスと時々せんぺろ-

がむしゃらに働いた先に僕は何を望んでいるのか?

f:id:im0man:20150427142506j:plain 休職して2ヶ月。最近は体調も優れてきたので、"働く"ということについて少しずつ考えることが出来るようになってきた。復職の相談もしているし、転職代理人との面接の調整もし始めた。
でも、「働いた先に僕は何を望んでいるだろう?」ということばかりが頭をよぎる。

[関連記事] 体調良好!ストレスで体調を崩してから取り組んだ5つのこと

"働く"ことで僕は何を望んでいるのか?

働くことは当たり前のことで、働いていない人のことを世間では"ニート"と呼ぶ。現在休職している僕も世間一般的にはニートということになる。冒頭でも述べたとおり、復職や転職活動をしているのだけれど、働いた先に何を望んでいるのだろうか?

働くことで得られることは、お金・経験・スキル・キャリアップなどが挙げられると思う。でも、"何のため"にそれらを得ようとしているのだろう?
というのも、昔から有名な"メキシコの漁師の話"というのがあって、久しぶりにこの文章を見て、さらに考え込むようになってしまった。以下に、引用文として残しておく。

メキシコの漁師の話

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。 メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。 その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、

「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は

「そんなに長い時間じゃないよ」 と答えた。旅行者が

「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」 と言うと、 漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」 と旅行者が聞くと、漁師は、

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、 きみにアドバイスしよう。 いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。 それであまった魚は売る。 お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。 その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。 やがて大漁船団ができるまでね。 そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。 自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。 その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、 ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。 きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」 と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、 日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、 子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、 歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」

これを見てしまうと、少し考えてしまう。例えば僕の幸せが"漫画を見て、アニメを見て、友達とたまに飲んで、時間があるときに何かイベントやWEBサービスを作って"くらいのことだったら、別に地元に戻ってもいいし、今の会社で働く必要もなくて、ニートの歩き方の著者であるphaさんのように、実働3-4時間で後はダラダラとネットサーフィンが出来るくらいの会社に勤めるのもいいんだろう。 結婚・子育てといった経済的な余裕が必要になる場合でも、ある程度の収入の会社に入ればなんとかなるんじゃないかとも思う。


先日、別の視点で働くことについて考えた。"自分の幸せを実現するために、自己成長に充てれる時間"についてだ。時間は平等だからこそ、いかに有効に使うかちゃんと考えないといけないなあと思う。といいつつ、ダラダラ無駄に過ごすことが多いのだけれど。

[関連記事]自分のために使える時間は年に2190時間しか無いから「やめること」を決めた。

まとめ

2015年4月末現在、結論は未だ出ないままだ。何を望んで、何のために仕事をしているのだろうか?短期的な目線だけでいえば、確かにお金のためだったり、モテたかったり、自己顕示欲のためだったりするのだろう。でも、大人になるにつれて、自己顕示欲は落ち着き、望むものも現実味を帯び出してくる。そうなると、メキシコの漁師の話のように、何の変哲も無い日常に幸せを感じるのだろう。

みなさんは、何を望んで、何のためにがむしゃらに働きますか?

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

働き方は「自分」で決める (講談社文庫)

働き方は「自分」で決める (講談社文庫)

絶望の国の幸福な若者たち

絶望の国の幸福な若者たち

/im0man

ご訪問ありがとうございました!
記事がお役に立てましたらぜひ「いいね!」頂けますと幸いです!