渋谷区広尾の中華料理屋「茶源楼」が出す弁当は250円と激安なんだけど、盗めちゃいそうで心配。
この弁当が250円って激安じゃないですか?コンビニの弁当が500円するとしたら、激安すぎますよね!
リーズナブルで、良心的なお店だな〜と思ってたんですけれど・・・ぶっちゃけ盗めちゃうから心配なんですよこのお店。
天使と悪魔の葛藤。
つい最近「渋谷区広尾」に引っ越してきました。いわゆるルームシェアというやつで友人同士で住んでいます。まぁ全くテラスハウス要素はありません。むしろ、引っ越しにあたり少しゴタゴタが続き、「ルームシェアってめんどくせえな」と思っている次第です。
で、引っ越しといえばやっぱり周辺環境は気になるわけで、特に飲食関係はしっかりと押さえておきたいなと。 初日にぐるっと近くを回ったんですけれど、激安の八百屋とか、築地直送の鮮魚店とか、パン屋、コンビニとかあって、まぁなんとかなりそうだな〜と安心しています。
そんな中、今日紹介する「茶源楼」って中華料理屋さんの弁当が、とにかく激安だったんですよ。こちらの見た目はボッロ〜いお店。
店舗情報はこちらから見てくださいませ。
当初は、すぐ隣にあるセブンイレブンで塩おむすびと塩だれ唐揚げを購入するつもりだったんですけど、この看板見て立ち止まりました。
「いや、嘘でしょ!」と。そりゃもう二度見三度見するわけで。
『ここの店長が実は大金持ちで庶民の僕たちに、安価な価格で提供することで自分自身の欲求を満たしつつ、嘲笑ってんじゃないの?』
いえ、もともと卑屈なんですけれど、さらに深く考えてこんなこと思っちゃったんですよ。で、逆にイライラして弁当にメンチ切っちゃったりして。
とはいえ疑心暗鬼に陥ってはいますが、安いことには変わりないし、ボリュームも申し分なし。ということで、購入することにしました。甘辛ダレのチキンカツっぽいやつが美味しいそうです。
店員が前に出ていなかったので、お店の中に呼びかけます。「準備中」という看板が掲げてありますが気にせず呼びます。なんか雪だるまのプレートが可愛らしい。
反応がありません。
なんども呼びます。
全く反応がありません。屍か?
店長がツンデレで居留守を使ってるなら仕方ないんですけどね、ツンデレ好きだし。でもこれどう考えても不在・・・
あれ?
これ盗めるくね?
僕たち人間の中には、天使と悪魔が棲んでいるとはよく言いますが、初めて彼らの囁きが聞こえました。
けれど聞いていたよりも、悪魔の声が天使の声をかき消すくらい大きいんですよね。メガフォンでも使ってんのか?ってくらい大きな声で、
「いけんだろ?いけるよなぁオイ、え?逆にいけないとかどんだけチキンなの?そんな奴がこれからチキンカツ食べれんの?逆に喰われちゃうよ?正義感という実体の無いものに喰われちゃていいの?ねえねえ」と。
朝ごはんは米かパンかで葛藤していた日々が懐かしいくらい、その時の僕は葛藤していました。
店員もいない、通行人もいない、今この弁当屋の前には僕だけ。たった一人。
『見ろよアイツ盗もうとしてるぜ』
ビクッ!と体が反応し、後ろを振り向きましたが、そこには道路を通りすぎる車だけ。
誰だ・・・誰かが俺を視ているような気がする。
その声は、確かにはっきりとした声で僕の耳に入ってきていました。
しかし、周りには人はいません。
どうする。
一体どうすればいい。
頼みの綱の天使の声は、メガフォン使ってる奴のせいで全く聞こえない。
このまま悪党になり下がるのか?
「・・・・じゃないんだからね!」
え?
待て、何かが聞こえる。
「べ・・・め・・・だからね!」
確かに聞こえる。この空間においてたった一人しかいない僕の周りで誰かの声が聞こえるのだ。
この声は・・・天使だ!
そう、聞き覚えのあるこの声は、紛れもなく僕の中の「正義や良心」を司る天使だった。
聞こえる。
いや、なんとしてでも聞かなくちゃならない。
ここで悪党になり下がるわけにはいかない。
悪魔のメガフォンに惑わされるな。感じろ、五感を研ぎ澄ませ。
「べ、別にアンタのために、盗むのやめなよって言ってるわけじゃないんだからね!」
いやお前がツンデレだったんかいッッ!!!
ということで、買って食べてみた。
お金は普通にテーブルに置いてきた。
ちょうど250円。
中身はこんな感じ。ボリュームは本当に申し分なし。
んで、食べる。普通にうまい、250円は安すぎる。
改めてお店の紹介と安さの秘密
店舗名は「茶源楼」 駅からは遠いので、広尾界隈に住んでる人の利用や建設業の人たちの利用が多いです。
安さの秘密は単純で売れ残りの処分です。15時以降くらいにいくと、だいたい250円になっています。元値は400円なのでそれでもかなり安いですけどね。
でも本当にいつも「準備中」と書いているのでちょっと心配です。
激安の秘密に迫った本の紹介。
- 作者: hit nail
- 発売日: 2013/11/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 前田英仁
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/06/16
- メディア: 単行本
- クリック: 24回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
/im0man